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弁護士コラム

弁護士一日日記 【高市早苗女性首相誕生】

弁護士1日日記 令和7年11月度
【高市早苗女性首相誕生】
 参議院選挙の結果、与党が過半数割れに落ち込む惨敗を喫し、危機感を持った公明党が与党から離脱し、代わりに日本維新の会が与党入りし、自民党の高市首相が誕生した。
 日本政治史上初の女性首相であり、女性団体など多くの人が期待を寄せている。
 早速、アメリカ・トランプ大統領との面談、中国・習近平国家主席との面談を重ね、外交スタートもした。
 アメリカ・トランプ大統領とは日米関係を「新黄金時代」の高みに導きたいとして、蜜月ぶりを示したが、一方の中国とは慎重に舵取りをする方針のようだ。
 国内政治は少数与党であることに変わりはなく、多党政治状態に陥っており、政策にブレが生ずる恐れがある。
 外交問題も、緊張するアジア情勢の中で、円満・平和な地域情勢を守れるかも予断を許さない。
 高市首相は防衛力の増強を謳い上げた。かつての連立与党のパートナーであった公明党は、どちらかというと「ブレーキ役」を務めていたが、新しいパートナーである日本維新の会は「アクセル役」を務めることが想定され、「力による平和」路線への移行が懸念される。
 中国との交渉の中で懸念されるのは「台湾問題」であり、中国がアメリカのへグセス国防長官に「米国は台湾独立に明確に反対すべきだ」と述べたことが報道されているが、独立していない台湾との距離をどのようなものにしようとしているのか不明のままであることが台湾の人々に不安を与えているように思われる。
 いずれにしても我が国の憲政史上初めての女性首相が粘り強く「平和と尊厳の道」を歩むことを期待している。
 全てが始まったばかりである。
 
令和7年(2025年)11月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2025-11-04)