弁護士コラム
加藤弁護士 一日日記【防災の日に思う】
弁護士1日日記 令和7年9月度
【防災の日に思う】
9月1日は防災の日だ。1923年9月1日に関東大震災が発生したことに由来する。102年前の事となる。関東大震災は「相模トラフ」を原因とする「海溝型地震」で、構造的には「南海トラフ」地震と同じである。「東南海トラフ地震」は1944年と1946年に発生しており、今年で「80年」と数えられる。政府はこうした状況を基礎に「今後30年の間に80%」の確率で東南海大震災が発生すると予想している。
今年7月30日に発生した「カムチャッカ沖地震」は「オホーツクプレート」に「太平洋プレート」が年に8㎝ずつ沈み込む海溝型地震だ。その構造は南海トラフと同じであり、直前の地震からわずか「73年」で同規模の地震が発生したことから地震学者を驚かせている。著名な地震学者が南海トラフ大震災は「2038年」に発生する等と発言しており、2025年の今年から「10年~20年」に確実に発生すると考えておいた方がよさそうだ。
問題は、発生する地震の規模だ。1952年に発生した先のカムチャッカ沖地震はM9.0と想定されており、73年後の今年発生した地震はM8.8だった。ほぼ同じ程度とみてよいであろう。
80年前に発生した東南海トラフ地震はマグニチュード8.0程度とされているが尾鷲市には9メートルの津波が押し寄せたと記録されている。
今年度の我が地区のライオンズクラブは、近年に発生することが想定される東南海トラフ地震に備え、来年2月27日に「防災講演会」を企画し、三重県住民に強い警戒を呼び掛けるつもりである。我が地区では1昨年1月1日に日本海側の能登半島で大震災が発生したばかりで、未だ復興の域に達していないが、今度は太平洋側で大震災が発生することが懸念される。
事前避難を含め準備出来ることは準備し、いざという時に備えたい。物的な備えと人的な備えが必要で、被災地となる我々の受け入れ準備と救済者となる地区の応援体制を協議したいと考えている。
戦後80年という節目で平和の議論も進んでいるがロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ侵攻の出口は見えていない。
今年中に平和が訪れることを祈りたい。
令和7年(2025年)9月1日
弁護士 加 藤 謙 一
(2025-09-01)

