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弁護士コラム

加藤弁護士 一日日記【ミャンマー軍事クーデターから2年】

弁護士1日日記 令和5年2月度
【ミャンマー軍事クーデターから2年】
2016年からミャンマーで民主政権を率いて来たアウンサンスーチー氏、1991年にはノーベル平和賞を受賞しており、ミャンマーの希望の星と思っていたが2021年2月1日国軍がクーデターを起こし、この2年間で同女に対し、19件の刑事判決が出され、禁固33年の刑が確定している。
ちなみに彼女は現在77歳になっている。ミャンマー国内では民主勢力(軍事政権はテロリスト扱いをしている)が武力闘争をしているが、国際社会からの支援もなく、十分な軍事力を持つことができないので軍事政権を倒す力が感じられない。
報道によれば、この2年間で2900人に上る国民が殺され、現在でも13$#44;000人が拘束されているという。同国の「非常事態宣言」は昨日で効力を失い、今日新しい方針が発表されるとのことだが、予断は許されない。

一方で、ロシアのウクライナ侵攻は今月24日で満1年となる。ウクライナに対し、欧米から「強力な戦車」が供与されることとなり、戦況に変化が生ずる可能性がある。「戦闘機」の提供も議論の的となっているがまずは戦車の投入で戦況がどう変化するかを見てからだろう。
ロシアもそれなりの対応をするだろうから難しい局面を迎えそうだ。ウクライナ国内は民間の家も爆破されており、太平洋戦争下で空爆を受けた日本の様だ。爆撃機がやってきて爆弾を落とすのではなく、ミサイル攻撃なので、逃げ遅れる可能性が大で、民間犠牲者が増え続ける恐れがある。
戦後復興の費用をどうするかも含め、ロシアは難しい問題を抱えるだろう。
若者を戦場に送り出すロシア国民は何を考えているのだろうか。

今年の7月、ライオンズクラブの国際大会に出るため、1週間の予定でアメリカ:マサチューセッツ州・州都ボストンへ行く。世界中の人々が集う大会となるため、多くの国のメンバーと語らうことができるのが楽しみである。
4年間、英会話の勉強を重ねてきたが、どの程度会話ができるかも楽しみの一つである。

令和5年(2023年)2月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2023-02-01)