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弁護士コラム

令和3年8月度 弁護士一日日記〈コロナ爆発的観戦始まる〉

弁護士1日日記 令和3年8月度
【コロナ爆発的感染始まる】
 6月30日コロナ感染者は、東京714名を頂点として全国で1821名、死者41名だった。(国内感染者累計799$#44;985名)
コロナワクチンの接種が進み、このまま、終息に向かうかに思えたが、オリンピックのせいではなかろうが、7月31日のコロナ感染者は、東京4058名を筆頭に全国で12$#44;342名と6.7倍の増大し、国内累計が926$#44;599人まで増加した。(1か月の増加数126$#44;614名)
このままでは、感染者累計が100万人を越すのはまじかであろう。
幸いなことは死者数が7月31日は9名に止まり、7月1か月の死者数でも410名(1日平均13人)に止まっていることである。
これは、感染者増が若年者に移行し、基礎疾患を持っている高齢者の感染が減ったことに原因があるものと思われる。
高齢者感染が減った原因はワクチン接種が高齢者に広がっていることと思われ、希望が見いだせる。
世界の状態も沈静化には向かっておらず、6月30日の感染者総数が382$#44;093人、死者が8$#44;156人であったことに対し、7月31日の感染者数は738$#44;165名と1.9倍になっているのに対し、死者数は9$#44;625名と1.2倍程度に止まっており、死亡率の低下を確認することが出来る。
日本の半分ほどしか人口がないイギリス(人口6753万人:2019年集計)ではこの1か月の間に感染者が106万6011名増加し、累計感染者が5$#44;857$#44;639名となっている。(日本の感染者の6.3倍、感染率にすると倍の12.6倍となる)
しかし、1か月の死者は128$#44;390名から129$#44;877名と1$#44;487名(1日平均48名)に止まっているとして規制緩和に動き出している。
どこかでコロナと共存するという覚悟を決める時が来るのではないかと思われる。

さて、コロナ感染下ではあるが2020東京オリンピックが開幕し、日本人の活躍が次々と報告されている。
9月のこの欄は、オリンピックの総括記事を書きたい。

令和3年8月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2021-08-03)