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弁護士コラム

弁護士一日日記 平成30年10月度【台風24号 津市を通過】

弁護士1日日記 平成30年10月度
【台風24号津市を通過】
 大型台風21号と24号が津市を通過していった。昨日通過した24号は高潮の時間と重なり、「伊勢湾台風以来」の大惨事を招く恐れが有ったが今のところ、そのような大きな被害の情報が無いのは幸いなことである。
 昭和34年9月、私がまだ小学校5年生の時、伊勢湾台風が東海地方を襲った。高潮の時間と重なったこともあり、各地で水害が発生し、死者数千人の規模に膨れ上がる大惨事となった。
 当時は愛知県豊明市に住んでおり、雨戸のない、粗末な木造平屋建てで暮らしていたため、台風が来るといつも近くの野菜市場から戸板を持ってきて、家の窓に打ち付け、防御をしていた。
 名鉄電車が止まり、父が会社から帰れないとのことで長男であった私と母の二人で家を守った思い出が有る。玄関に吹き付ける風に扉が外れそうになり、小学5年生の体で一晩中押さえていた記憶が有る。
 以来59年も経った。
 今回の台風で東海地方に大きな打撃が無かったのは、伊勢湾台風以来、国土が強靭になった証拠なのであろうか。
 先日、インドネシアでM7.5の大地震が有り、高さ3メートルの津波が押し寄せたとの報道があった。世界中で自然災害が繰り返されているが、高さ3メートル程度でも、国土に備えが無いと海岸付近はたちまち津波に飲み込まれてしまう。東日本大震災の際は、高さ16.7メートルを越す津波が押し寄せた場所もあった。そのため、これに対応するため巨大な防波堤が築かれている。大きな国家予算が必要と為る。
 台風24号が日本中を駆け抜けていったさなかに沖縄県知事選挙が行われ、米軍基地の辺野古移転に反対する候補者が当選した。沖縄県民の意思であろう。
 軍事拠点である基地は、今の日本では迷惑施設と認識されている。沖縄に基地が集中しているという事実は見直しの必要があるが、国家の安全を如何にして保証するかという大問題について、正面から議論しないことがいつまで許されるのであろうか。国家の安全は米国に委ねる、しかし、その基地さえ自分の周りに置くことを嫌う。戦争は絶対悪であるという思想は堅持する必要が有るが、現実問題として誰がどのようにして国民の安全を守るのかの議論が必要だ。

平成30年10月1日
           弁護士 加 藤 謙 一

(2018-10-01)

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