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弁護士コラム

弁護士一日日記 令和2年10月度【COVID19 日本はオリンピック開催モードへ】

弁護士1日日記 令和2年10月度
COVID19 日本はオリンピック開催モードへ
 世界の新型コロナウイルス感染者総数は遂に3365万人となり、死者も100万人を越えた。
 毎日30万人近い人が新たに感染し、5000人近い人が亡くなっている。
 幸いというべきか日本では1日の増加数が500人程度で、死者も数人に止まっている。(9月30日現在の感染確認者数8万3808人、死者1575人)
国内では、10月1日から全国的に「Go-Toトラベル」キャンペーンが実施され、旅行拡大を促している。
入国制限の緩和も始まり、いよいよ明年7月に迫るオリンピック開催に向けた環境作りが始まった感がある。
世界の中で感染が終息に向かっているわけではないが死亡率3%程度を見極めて、見切り発車という感じになって来た。
この間の行動自粛で国内の飲食店や旅館など観光業者が悲鳴の声を上げていることに応える必要が迫っていることを思わせる。
弁護士事務所にはまだコロナ倒産の相談が押し寄せているわけではないが持続化給付金などの支援策が終了することを見定めて社会に変化が生ずるのではないかと思われる。
菅内閣がスタートし、国内政治は次の衆議院選挙に移っていくと思われるがコロナ後生活に一息感がない内は、国民に問うテーマが見えにくいように思われる。

さて、わが津市ではネット上に津市行政に対する恫喝事件(行政対象暴力)がアップされ、市議会・津市行政がどのように動くのか注目される。
特に、この数年間、津市行政の最大懸念であったと思われるものが黙認されてきたという不祥事であり、前葉行政の体質が問われる問題と思われる。
明年度の予算編成問題と絡み、動向が注目される。
弁護士の視点から見ると「行政対象暴力」に対し、なぜ法的対応を行わなかったのか疑問視される。

令和2年10月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2020-10-01)