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弁護士コラム

令和2年4月度 弁護士一日日記 新型コロナウィルス激増中

弁護士1日日記 令和2年4月度
【新型コロナウイルス激増中】
 新型コロナウイルスが世界中で激増し、出口が全く見えていない。昨日の情報で感染者「78万7631人」と報道されているが、明日になれば80万人を越すだろう。
日本でも、昨日東京で78人の感染者が発見されたとの報道があった。強い外出制限の要請が続いているが見えないウイルスとの戦いは困難が続きそうだ。  
人の動きが止まり、産業も止まっている。中小の商店・企業がどこまで持つかが一方の問題で指導者は両にらみの難しい決断を迫られている。
短くても4月中はこの状態が続くだろう。5月のコラムで「コロナ脱出」という記事が掛けることを期待している。
津の桜も今週末には満開になるだろう。毎年、偕楽公園に桜を見に行っているが今年はその雰囲気にない。屋台も苦戦しているだろう。
人間がウイルスに苦しんでも桜は平然と咲いている。人間以外の動物はウイルスに侵されていないのだろうか。
今年は年男で8月には72歳を迎えるが今回のような景色は初めてのことだ。
思えば、72年間、戦争もなく平和に生きて来れたことに感謝しなくてはならないだろう。
30歳から弁護士という職を持ち、市民への奉仕を掲げてきたが、平和であったればこそ、弁護士業務も続けて来れた。
生活が混乱してくると司法的救済を求める余裕さえなくなってしまい、裁判所が機能しなくなる。
2・3か月後にはこの混乱から脱出できると期待しているが、その後にどのような市民生活が待っているか予断を許さない。
弁護士に何ができるかこの1か月は模索の時となるかもしれない。

4月1日は新年度のスタートの時だ。学校も職場も希望にあふれる季節だ。コロナ景気で内定の取消しなどというニュースも流れているが力のあるものが踏ん張る時だ。
頑張れ新人諸君!

令和2年4月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2020-04-01)