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弁護士コラム

弁護士一日日記 平成29年10月度【総選挙の風】

弁護士1日日記 平成29年10月度
総選挙の風
突然の衆議院の解散で混乱が続いている。2大政党の看板を張っていた民進党がいきなり、「希望の党」に押し掛けた。
現在は、小池代表の下で「撰別」が行われており、10月10日の公示まで何が起こるか解らない。おそらく小池代表は「リベラル」という看板を掲げて来た民進党議員を受け入れないだろう。そのため、「リベラル」派は独自の派閥(党)を作らざるを得なくなるだろう。「撰別」される事は民進党前原代表の「想定内」であろう。「撰別」作業こそは民進党の問題でもあるからだ。
戦後72年という長い時間を経てなお憲法改正そのものが悪のような表現をしている「リベラル」派の人々と決別して、自立し尊厳ある国家を目指すというのが小池代表の理念であり、その意味で共産党が攻撃するように「自民補完勢力」の色彩がある。
問題は、その小池代表の国民的とも言うべき人気・注目度がどこからきているかという点であろう。
小池代表の掲げる理念に「しがらみからの脱却」という言葉がある。恐らくは安倍政権向けの言葉であろう。「絶対的権力は必ず腐敗する」という原理は普遍の原理であろう。政治が常に変化の可能性を持ちつつ、成熟していくことが必要だが単なる人気投票となる時は衆愚政治・ポピュリズムに陥る。
10月22日迄の戦いがどのように推移するかを見届ける責任が国民にある。
18歳選挙権問題、選挙区改造問題等多くの変化を生む要素がある今回の選挙の行方は11月1日のコラムでも取り上げたい。

国際社会で問題となっているのは「北朝鮮」であるが、私にはミャンマーの抱える「ロヒンギャ問題」が気になる。50万人とも言われるロヒンギャ難民に対し、国際社会が十分な対応をしていないように思える。アウン・サン・スーチー氏に対する配慮があるのではないか。
映像から見る難民の窮状は早急に大規模な救済策が必要であることを示している。イスラム系民族と言われるロヒンギャ民族を窮地に追いやる論理はなにか。テロの巣屈という位置付けであろうか。仏教徒との対立が報道されているが、果たして正確な把握であろうか。冬が近づき危機が迫っている。
この点も11月1日のコラムで追ってみたいと考えている。

平成29年10月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2017-10-02)

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