弁護士コラム
弁護士一日日記 平成28年2月度
弁護士1日日記 平成28年2月度
伊勢志摩サミットから今年を見る
2016年(平成28年)5月26,27日に予定されている伊勢志摩サミットまで100日余りとなっている。
多大な経済効果が有るとして、三重県は歓迎しているが、イスラム過激派には格好の宣伝材料を与える事件が発生するかもしれない。
世界各地で「テロ行為」が続発していることを他人事としてはいけない。
欧州がシリア難民問題で揺れている。ドイツだけで109万人の難民が流入したとの報道があった。それらの人につぎ込まれる莫大な負担をどうするかが当面の課題であるが、難民のパワーがその国にどのような影響を与えることになるかが次の問題だ。
今年の夏の参議院選挙がどのようなことになるのか。日本の国がどこを向いて成長していくのか。誰が強いリーダーシップを発揮するのか。
一方で、日銀のマイナス金利政策が話題を呼んでいる。金融を含め、手づまりな状況に陥っているのか。
先の見えにくい時代となっているが、「人間の尊厳」を掲げて地道に生きる以外にないと思われる。全ての人に「尊厳」があるという思想を押し広げる以外にない。憎しみの連鎖を起こしてはいけない。
沖縄の基地問題、福島第1原発問題等困難な問題が山積している。
今年の事務所のテーマは「余裕を持って」と掲げた。出会う諸問題に取り組む側に余裕がないと失敗する。
一人ひとりの幸せを祈って、堅実に進んで行こう。
平成28年2月1日
弁護士 加 藤 謙 一
(2016-02-01)